カンボジアのe-Visa取得に伴うトラブル対応

7月中旬のカンボジア入国に先立って、最近e-Visaを取得しました。観光ビザの種類・取得方法・費用は国によってまちまちで、海外に出かけるたびに困惑させられます。今年のGWにバンクーバー経由乗継ぎで米国入りしたときに、eTA(カナダドル7$)が必要でした。2016年3月15日に義務づけられたことをすっかり忘れていて、少々面喰いました。今回は、カンボジア入国後にベトナムに向かうのですが、ベトナムは短期滞在15日間であれば無査証滞在が可能です。ところが、隣国でありながら、カンボジアは入国に際してビザが必要になります。しかも費用は1entryで36米ドル・・・高すぎです。逆に、日本は68ヵ国に対してビザ免除していますから、ここは互恵主義(reciprocity)適用が筋ではと思ったのですが、日本政府はベトナムカンボジアにはビザを免除していませんでした(アジアでは香港・シンガポールなど9カ所が免除)・・・致し方ありませんね。因みに、ビザが免除されない外国人が日本に入国・滞在する場合、邦貨換算で、一次有効ビザは約3,000円、数次有効ビザは約6,000円、通過ビザは約700円を支払うことになります。

大使館に二度出向くのが億劫な人には、e- Visaがおススメです。スマホで自撮りした写真とパスポートの画像をアップするだけで済みますし、記載事項も以下のとおり至ってシンプルです。米国電渡航認証ESTA(14米ドル)のように、入国目的や犯罪歴など長々と質問に答える必要はありません。

・姓名
・生年月日
・住所
・出国予定日

少し気懸りだったのは、パスポートの画像をアップさせられること。Web上で公式サイトであることをキチンと確かめて臨まないと、個人情報をフィッシングされる可能性もありますから用心に越したことはありません。

あっという間に済むかと思いきや、コスト(36米ドル)をカード決済するステップ4でつまずきました。visaカードを選択しようとしても画面がフリーズしてそれ以上先に進めないのです。最初からやり直そうとしても同様でした。ほどなく、e-Visa Submitと題したメールが自動返送され、すでに受付けられた恰好です。メールの下部に、Check & ChangeというURLをクリックして、不完全な項目を補充しなければなりません。再度、カード決済を試みますが、画面はフリーズしたままです。

日本のカンボジア大使館はe-Visa対応してくれないので、連絡をしたとしても恐らく取り次いでは貰えないでしょう。本国の担当部署に状況を伝えるメールを打って、Web上のlive chatでも画面フリーズを訴えたのですが、その日は梨の礫でした。chat上では4人待ちでしたが、結局担当者もchatに現れませんでした。

翌日、ランチタイムにトライしたら、決済画面は復旧していました。一時的なネットトラブルだったのか、こちらからのメールに対応したのか定かではありません。出国が近づいていただけにヤキモキさせられました。数時間後には、eVisa Approvalメールを受信、添付ファイルで取得が確認できました。姓名が反対だったので、コレクションリクエストをメールで依頼すると、すぐに訂正したeVisaが送られてきました。下の写真のようなビザを受信したら、当該ファイルを2部印刷(カラーでも白黒でもOK)して、出入国時に提出するだけのようです。

こうしたトラブルは付き物、観光ビザ申請手続きは早めに行いましょう。