ブルゴーニュの村名ワイン~「ニュイ サン ジョルジュ[2018] ダヴィド・デュバン」〜

行動制限が撤廃されたお蔭で、巷にコロナ禍前の賑わいが戻っています。12月に入って忘年会や会食が続きジム通いをさぼりっ放し。クリスマスが済んだら大晦日までワークアウトに精を出して何とか帳尻を合わせたいと思っています。この時期、同世代の友人は決まって和食を所望します(これが続くとワインラバーは食傷気味になります)。女性同伴ならフレンチやイタリアンの方が喜ばれるので、昨夜は渋谷のワインバーへ。

家飲みなら金賞ボルドーやイタリアワインあたりで十分ですが、コース料理のマリアージュとなるとブルゴーニュを注文したいところ。悩ましいのはブルゴーニュの裾野の広さ。その頂点に君臨するロマネ・コンティに始まり、偉大なる特級畑(グランクリュ)、上質な1級畑(プルミエクリュ)、主要な村名(ヴィラージュ)、地域名(レジオナル)と4つの格付けが存在します。

スタッフ全員がソムリエのワインバーならベテランのソムリエさんに一任するのがベスト。コスパに優れる村名ワインをお願いすると、ダヴィド・デュバンの「ニュイ サン ジョルジュ 2018」が運ばれてきました。ブルゴーニュ若手醸造家No1の呼び声高いダヴィド・デュバンのワインは、有機栽培だけあって、果実味と酸味が絶妙にバランスしてエレガント、それでいて出しゃばらずに料理を引き立ててくれました。デュオニソス・バッカスの贈り物・ワインとの一期一会に久しぶりの友人との歓談、年の瀬はかくあるべしや。