バースデーランチ@南青山CICADA

今日は家内の誕生日ということで、南青山にあるCICADAでバースデーランチを頂きました。午後から俄かに雲行きが怪しくなりましたが、何とかもってくれたので雨に濡れずに済みました。

お店が広尾にあった時分にはかなり利用させてもらいましたが、南青山移転後は初ヴィジットになります。2012年10月の南青山移転時、同一敷地内にカフェ「crisscross(クリスクロス)」とベーカリー「breadworks(ブレッドワークス)」を併設したので、かなり注目されたのでしょう、事前に予約しておかないと利用は難しいと思って下さい。特にランチが人気なのだとか。去年の春先、カフェタイムにシンボルツリーのクスノキを囲むテラス席(クリスクロス)を利用しましたが、こちらもお薦めです。

定番メニューのガルバンゾビーンズのデイップやカラマリローストも健在でした。3500円のランチメニューを選んで定番プレートを注文し、メインはホタテのクリームリゾットとニョッキをシェアすることに。ほぼ満席にもかかわらず、スタッフの皆さんが頃合いを見計らって手際よくサービスして下さったので、料理のクオリティも含め、満足度の高いバースデーランチになりました。

特に気に入ったのは、食事の合間にこまめにスタッフがグラスに注いでくれたマンゴー風味のアイスフレーバーティー。お水の代わりといえばそれまでですが、ヴォリュームのある濃い味付けの地中海料理にはうってつけのドリンクといえそうです。スタッフ曰く、平日のみ継ぎ足し放題ということでした。気温が上昇するこれからの季節、嬉しいサービスですね

Mappin&Webbの最高峰シェル型スプーン

家内が発注したマッピン&ウェブのシェル型スプーンが、昨日届きました。英国(ロイヤルメール便)から発送したとメール連絡があったのは木曜日の22日ですから、正味4日で納品された格好です。便利な時代になったものです。

アンティークシルバーを専門に商うディラーサイトでごく稀に見かけるタイプのスプーンでアップされると同時に買い手がつくという人気の代物、半ば手に入れることを諦めていたものです。先月下旬、ふとした拍子に海外のサイトで見つけて、運良く入手することができたというわけです。

アンティーク(シュガー)スプーンと云っても、殊更形状にこだわりさえしなければ、英国王室御用達のマッピンといえど、今日でも共箱付きで入手することは比較的容易です。

ところが、今回手に入れたシェル型スプーンとなると、オークションでも極めて足が速く入手は相当に困難と覚悟しておくべきです。今回、英国から届いた実物をつぶさに観察して、改めてその美しさに魅了されています。巻き貝をイメージさせる華麗な装飾はアールヌーボー的で実に見事です。特に、ボール表面の大小の凹凸が織り成す光沢は芸術品の境地にあると云って過言ではありません。重さは14㌘、手に持つとずっしりとした手ごたえを感じます。

デイトレタ―を確認すると、スプーンの製作年代は1895年と分かります。トングだけは1900年(デイトレタ―はh)と少し後にずれています。アセイオフィスはシェフィールド、凡そ120年前のスプーンがこれほど美しいのは、世代を超えて大切に扱われてきた証拠です。さすがに普段使いは躊躇われますが、特別の日にはティースプーンとして登場してもらいましょう。