千駄木腰塚の絶品コンビーフTKG+トリュフソース

コロナ禍の下、おうちご飯が見直され、家族団欒の機会が増えた家庭も多いのではないでしょうか。災厄の最中でも、食いしん坊の夫は高級レストランからB級グルメまで機会さえあれば外食も厭わずのスタンスを貫きました。一方、締まり屋の妻は、家庭で作れるものなら極力おうちご飯という方針を曲げようとはしません。

ありがちな夫婦間の価値観対立といえばそれまでですが、折節、妻が繰り出す新メニューが思わぬ食卓和平をもたらすことがあります。

妻は、ひとりのときTKG(卵かけご飯)やお茶漬けを好んで食べます。昨年9月、突如食卓に登場したのがタイトルの「千駄木腰塚絶品コンビーフTKG 」です。聞けば、ご飯の上に乗っかったコンビーフは、新宿タカシマヤB1グルメスクエア内に開店した千駄木腰塚のイチオシ商品だと云います。手土産の調達に新宿タカシマヤをよく訪れるのですが、妻から教わるまでこの店舗はまったく目に入りませんでした。店内の様子はこんな感じです。

<コンビーフTKG>といっても、ノザキのコンビーフ(これも十分に美味しいのですが)とは別次元の旨さです。この腰塚自家製コンビーフはパウンドケーキのようにブロック(400g)で売られているので、厚切りにスライスしてコンビーフを主役にもってくるのがポイントです。熱々ご飯+コンビーフ+卵黄の3点セットに、万能ネギとトリュフソースで風味づけすれば完成です。妻のオリジナルで評価すべきは、トリュフのドレッシング&ソースを加えたところです。

腰塚(@谷中銀座)は、創業70年の老舗で谷根千エリアでは有名な精肉店だそうです。残念なことに食材価格の高騰で4月1日から腰塚自家製コンビーフは300円値上がりして税込み2780円になります。