絶品グルメ発見「紀州金山寺漬贅沢三昧」

海外投資家や機関投資家には至って不評の我が国特有の株主優待制度ではありますが、株主優待制度を設けている企業は総じて個人投資家に人気を博しています。忘れた頃にそれなりの優待品が送られてくると、株価下落で大損しているにもかかわらず、糠喜びしてしまいます。悲しい性と言われればそのとおりです。最近は、自社製品や自社製品の割引券のほかにカタログギフトを送付してくる企業も増えています。カタログ掲載の商品も多種多様で選択に困るくらいです。

先週から食卓に登場するようになったのが奈良漬の混じった金山寺味噌ときゅうりを和えた写真の一皿です。これがスポーツジムから帰って来て飲むキンキンに冷えた麦酒のおつまみにもってこいなのです。<もろきゅう>と言ってしまえばそれまでですが、「もろみ味噌」と「金山寺味噌」では中身が微妙に異なります。「金山寺味噌」には、ウリやナスなど野菜が漬け込まれショウガやシソを加えて熟成させるため、塩辛さが後退しほんのりとした甘みが際立ちます。

どうやら家内がカタログギフトから注文した商品のようです。製造元は和歌山県御坊市の株式会社やまだ。正式な商品名は「紀州金山寺漬贅沢三昧」です。金山寺味噌は調味料としてではなくそのまま食べる「なめ味噌」の一種だそうです。確かにきゅうりがなくても、そのまま食べられます。日本における発祥の地は和歌山県。元々はお坊さん達が夏野菜を冬に食べるための保存食だったそうです。和歌山のほかには、静岡、千葉などでも生産されているようです。

優待品はあっという間に食べ切ってしまったので、ネットで追加注文をしたところです。原材料や賞味期限は以下のとおりです。

■原材料名:瓜(国産)、胡瓜(国産)、守口大根(国産)
■漬原材料:もろみ(国産)、酒粕、砂糖、還元水飴、みりん粕、食塩、酒精
(原材料の一部に大豆を含む)
■賞味期限:120日
■保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存して下さい。