長年使い込んだSIRIO(以下:シリオ)のトレッキングシューズのラバーがとうとう剥がれてきたので、週末の山行に備え新調することにしました。といっても、自分の足にベストフィットする登山靴選びはなかなかに骨が折れる作業です。
大自然相手に長時間歩くわけですから、靴選びは最も重要です。平地ならいざ知らず、高山をローカットのシューズで臨めば、転倒するリスクが高まり危険極まりないことになります。おまけに、登山靴といっても里山や低山対応の物から高山や冬山対応の物まで様々な種類がありますから、季節、標高、傾斜度、荷物の重さなどに応じて靴を選ぶことが肝要です。
そして何より重要な点は、欧米人に比べて日本人の足が幅広なことです。日本人の足の長さと幅の平均的な比率は10:4、欧米は10:3.5だそうです。履物文化の違いから長い歳月をかけて遺伝的にこうなってしまったのですね・・・従って、一般的には、欧米メーカーの登山靴は避けた方が賢明です。ランニングシューズであればナイキなどは日本人向けのワイドなサイズも用意しているのでOKなのですが・・・
シリオも日本人向けに素晴らしい登山靴を作っている国内メーカーですが、今回はコスパ重視で、モンベルのミドルカット(タイオガブーツ)かハイカットに絞って検討しました。ショップに登山用の靴下を持参して履き心地を試してみると、フィット感がよく確認できます。従前のシリオシューズはミドルカットでしたが、下山のときに足への負担の少ないハイカットのツオロミーブーツワイド(KH)に決めました。サイズも26センチから25.5センチへと変更しました。メーカーによってフィット感が違うことに改めて気づかされました。試着(足が浮腫む午後がいいそうです)はやはり欠かせませんね。
ワイドの口コミは少ないようなので、実際に使ってみて投稿したいと思います。