2017年深秋の皇居乾通りを歩く


3年前の2014年から始まった皇居乾通の一般公開、去年の春から樹木の植え替えのため中断されたいたので、この秋の一般公開は1年半ぶりとなります。2日目の12/3(日)に一眼レフ片手に色とりどりの紅葉を拝もうと皇居を訪れました。

公開されるのは、皇居外苑の坂下門から乾門までの約750メートル。10時の開門の予定でしたが、9時過ぎにはすでに長蛇の列が出来ていて、30分繰り上げての開門となりました。東京駅や地下鉄の最寄り駅から坂下門まで最低15分は掛かる上、手荷物検査とボディチェックもあるので、週末は早めに出掛けた方が良さそうです。警備にあたる警察官の数が尋常ではありませんでした。皇宮警察も含めた警察関係者にとって、一般公開は隔年くらいが好都合なのかも知れません。

坂下門をくぐってしばらくすると左手に宮内庁庁舎が現れます。ほんの2日前に、天皇陛下の退位をめぐって25年ぶりの皇室会議が開催された場所です。宮内庁も官庁には違いありませんが、一般市民にとってこんな日でもなければ縁遠い存在です。紅葉は見ごろを迎えていましたが、むしろ乾濠本丸に代表される石垣の方が見応えがありました。特に男性陣はファインダー越しに石垣を捉えている人の方が多かったように思います。

乾門を出て、代官町通を西へ歩いて千鳥ヶ淵警備派出所あたりを臨むスポットの方が深秋の風情を感じられるのかも知れません。千鳥ヶ淵周辺の桜と紅葉はいつ見ても格別です。