NHK大河ドラマ「真田丸」は、史上最低視聴率となった昨年の「花燃ゆ」とは対照的に好発進となったようです。戦国武将のなかでも人気の高い真田幸村を今をときめく堺雅人が演じます。まだ始まったばかりですが、三谷幸喜脚本だけに注目度は高いようです。
「軍師官兵衛」以降、オープニングの映像に落ち着かないCGを使ったりナレーションがいまいちだったりと、本筋以外の部分で少なからず不満を感じていただけに。今回はどんな展開になるのか些か気になっていました。
豈図らんや、オープニングは真田丸の城砦を思わせる具体的な映像に変わり、ナレーションには紅白の司会で知られる有働由美子アナウンサーが抜擢されています。NHKらしからぬざっくばらんな人柄にかねてより魅力を感じていましたが、今回、有働アナのナレーションを聞いて、改めて本業アナの実力のほどを再確認させられました。クールで歯切れのいいナレーションは史実の紹介にはうってつけ、俳優さんより視聴者の印象は断然上だと思います。1年間、有働アナのナレーションも楽しみにしながら、親兄弟が敵味方に分かれて戦う大阪の陣へと帆を張って進む「真田丸」の航海を見届けたいと思います。
