素敵な贈り物「八街生姜ジンジャエール」


先月、知人の学芸員さんからお届け物がありました。高島屋の包装紙を開くと、小粋なボトルが10本(1本250ml)現れ、レトロな雰囲気のラベルには「八街生姜ジンジャエール」と書かれています。千葉県八街市といえば落花生、同封されていたパンフを読むと、生姜も全国有数の産地なのだそうです。知らなかった。漠然と生姜が身体にいいことは分かっていましたが、パンフには万病に効くとあります。免疫力アップ、発汗・利尿促進による代謝アップ、血圧正常化作用、血液サラサラ‥‥初耳でした。

生姜と聞いて真っ先に思い浮かべるは「ショウガ焼き」、あとは、天つゆに添えられた「おろし生姜」や「はじかみ生姜」くらいしか思い当たりません。俳優に例えれば、バイプレーヤー。その脇役の効能は名優並みだったというわけです。

多様なレシピがあるようですが、家内は焼酎割りが好み、自分は冷えた炭酸で割って飲むことにしています。ビール2:ジンジャエール1の割合でつくるビアカクテル「シャンディ・ガフ」にも惹かれますね。就寝前に飲むとすぐに身体がポカポカしてくるので、冷え性に方にはうってつけです。注意すべきは、ボトルを開栓前に降らないこと!炭酸ですから。溜まった沈殿物は軽く逆さにすればOKだそうです。

効能さることながら、ラベルデザインが秀逸。黄色いストライプ地に落花生ボッチ(野積み)をあしらったレトロな絵柄は、ほのぼのとしていて見ていて飽きがきません。2017年から通年販売を始めたという「八街生姜ジンジャエール」、間違いなく全国区の地域特産品になることでしょう。ありふれた食材も工夫次第で地域活性化の呼び水になることを、八街市は実証してみせました。これからも「八街生姜ジンジャエール」を応援したい思います。