化粧水や乳液は今やメンズの必須アイテム

世代を問わず、アフターシェーブローションを使う男性は多いのではないでしょうか。社会人になって以降、一貫して資生堂BRAVASのアフターシェーブローションを愛用しています。amazonの上位ポジティブ商品レビューに〈50年来の愛用です。香りも強くなく昭和の床屋さんを彷彿〉とあります。まったく同感です。商品の好みに関しては、資生堂BRAVAS派とKaneboエロイカ派に分かれるようですが、香りだけでなく、ずっと変わらないBRAVASのシンプルなパッケージデザインを気に入っています。

数年前から、アフターシェーブローションに新しい仲間が加わりました。ルシードのエージングケアローション(写真・上・中央)です。メンズ化粧水という位置づけですから、顔やカラダの保湿のために常用しています。特に、冬場は乾燥するので、ニベアのスキンコンディショナー(乳液に相当)も併用します。

日経夕刊連載中の「値札の経済学」(24/10/15付)によると、メンズ整肌料の国内市場規模は、この5年で1.5倍(314億円)に拡大しているのです。コロナ禍でオンライン会議が増えて、自分の(衰えたり劣化した)顔を見る機会が増えたことも一因だそうです。その結果、男性用化粧水の価格は5年で4割も上昇しています。花王やマンダムの売れ筋化粧水(110ml)の平均価格は、それぞれ、1653円と919円。いいお値段ではありませんか?

ローションやコンディショナーを併用している自分はてっきり少数派だと思っていましたが、今や、「自分磨き」に励んでいる中高年男性は少なくないようです。勿論、メンズ・スキンケア市場を牽引しているのは、美容意識の高そうな若い世代です。彼らのように若い頃からスキンケアに励んでいれば、歳を重ねても、汚い爺いにはならないでしょうね。

人生100年時代を迎え、中高年男性は、健康だけでなく消極的意味において美容に関心を注ぐべきだと考えます。ただでさえ高齢者人口は増える一方ですから、ハリや光沢を失ったばばっちい顔の老人ばかりが跋扈する近未来社会は想像したくありません。アンチエージングケアは女性の専売特許だと思っている貴男、そろそろ考えを改めましょう。