都心のバルコニー付きホテルなら<パレスホテル東京>一択!

息子の結婚式の前日、新郎・新婦が披露宴会場に選んだ<パレスホテル東京>に宿泊しました。都内在住ですから、これまで都心のホテルを利用したことは数えるほどしかありません。それも決まってビジネスユースですから、優雅なホテルライフとは程遠いものでした。<パレスホテル東京>は、以前の勤務先(大手町)から徒歩圏だったので、海外から出張で訪れるビジターの定宿でした。2012年に<パレスホテル東京>は建て替えられ、見違えるようなモダンで上質なホテルに生まれ変わりました。今年で建て替えから10年が経ちます。その間、フレンチレストラン「クラウン」が閉店し、代わって、フレンチの巨匠・アラン・デュカスをパートナーに迎えて「Esterre(エステール)」をオープンさせるなど、進化を重ねています。この3年間、長引く新型コロナウイルス禍でインバウンド需要が激減し、ホテル業界は未曽有の窮状にあります。それでも、高級ホテルは攻めのスタンスを崩さず、外資系ホテルを中心に新規開業ラッシュが続いています。

宿泊したのは9階のバルコニー付きデラックスキング(45平米)。客室(全290室)の6割にバルコニーが付いているそうです。それも形ばかりのバルコニーではありません。ゆとりのあるスペースが確保されたリゾートホテルのようなバルコニーです。皇居外濠に面した部屋なので、眺望を遮る建物がありません。皇居外苑の豊かな緑や濠が一望できるのです。夜の帳が下りれば、都心ならではの美しい夜景が楽しめます。

前日は夕方から一時雷雨に見舞われましたが、翌朝は信じられないような秋晴れになりました。家内はルームサービス(前日21:00までに要予約)を利用して、バルコニーで朝食をとってご満悦でした。ルームサービスの苦手な自分は1階のオールデイダイニング「グランドキッチン」で朝食を頂きました。6:00からオープンするので、人気の少ない時間帯が好みの自分にはうってつけのダイニングです。天井が高くて開放的な雰囲気が魅力のダイニングで、和田倉濠に面したテラス席も気持ち良さそうです。

パレスホテルで挙式したカップルには様々なウエディング特典があって、1周年にはディナーに招待してくれるのだそうです。アニバーサリーのベストレートの宿泊も実に魅力的です。都心のバルコニー付きホテルでひとときを過ごすのも満更でもないと思いました。