新型コロナウイルス感染・自宅療養へ

2日前から身体が少し熱っぽく喉に痛みを感じるようになったので、とうとう我が身に新型コロナウイルスが取りついたのだろうと自己診断しました。風邪の初期症状と大差ない感じです。鼻水や倦怠感など典型的なコロナ症状に加え、特徴的なのは太腿部などに筋肉痛を感じる点です。第七波による感染者数の増大は収まるところを知らず、世の中の発熱外来はほぼパンク状態だそうです。市販の「抗原検査キット」はどこの薬局に問い合わせても品切れです。こうなると感染者は宛ら難民です。

東京都(福祉保健局)から取り寄せてあった「抗原定性検査キット」を使って検査してみると、案の定、陽性でした。検査キットから先ずスワブ(綿棒)を取り出し、鼻腔に沿って2㎝程度挿入、これを緩衝液チューブに挿入し5回ほど攪拌、最後にテストデバイスの検体滴下部に先の緩衝液チューブから3滴垂らします。判定結果は15分~30分で分かります。写真のように2本線が出ると陽性判定です。

                  

「抗原定性検査キット」による検査だけでは確定診断にはなりませんが、かかりつけ医に陽性のテストデバイスを提示したところ、再検査は省略され確定診断となりました。医師の判断次第ですが、こうして再検査手続きを省略できれば医療体制逼迫の改善に繋がるはずです。抗原検査キットは家庭でも備蓄しておくべきだと痛感しました。東京都は体外診断用医薬品として承認を受けている本検査キットを8/1から無償で配布しています。現在は20才代からの申し込みに限定されていますが、順次、年代は拡大されていくことになっています。

新型コロナウイルスに感染し有症状だった場合、10日間の自宅療養が必要です。実際に入院しなくても「みなし入院」と看做され、保険金請求の対象となります。これに伴って保険会社の入院給付金支払はグラフのように急増しており、今年6月の支払額は単月としては過去最高額の640億円だったそうです。1年前の12倍という驚愕の数字です。完治してから保健所に保険金請求に必要な自宅療養証明書を請求する手もありますが、時間がかかりそうなので、東京都の該当HPから当該証明書ひな形をダウンロードして、受診時に持参し担当医に証明してもらうといいでしょう(診断書作成費は2750円です)。