泡の季節到来~英国王室御用達シャンパーニュ「ダンジャン・フェイ」は大当たり~

6/20の東京の最高気温は28.6℃。じわじわと気温が上昇しつつあります。キンキンに冷やしたビールやスパークリングワインが美味しい季節の到来です。今夜のメインはアヒージョ、食前酒にはストックしてあったシャンパーニュ「ダンジャン・フェイ("DANJIN FAYS")をもってきました。通販ではなく近所のスーパーで手に入れた記憶があります。

好みのスパークリングワインは芳醇な果実香とほどよい甘さがあること。「ダンジャン・フェイ」のエチケットからはそこはかとなく風格を感じました。こうした直感は概して当たるのです。抜栓して試してみれば期待以上の味わいでした。ぶどう品種はピノノワールピノ・ムニエシャルドネ、熟成期間は30ヵ月ということです。ヴーヴ・クリコやルイ=ロデレールと肩を並べて、英国王室御用達=ロイヤル・ワラントに選ばれるわけです。日本を代表する世界的ソムリエ・田崎真也さんは「ダンジャン・フェイ」をこんな具合いに絶賛しています。

「トパーズがかった明るい黄金色。気泡は生き生きしている。香りは芳醇で、りんごやチェリーのコンポートのような果実香りに、菩提樹ジャスミンの花、石灰のようなミネラル香、ビターアーモンドにブリオッシュ、ほのかにヘーゼルナッツの香りなどが調和。味わいはまろやかな果実味から、広がりは酸味とのバランスがよい。泡の刺激がなめらかさを与え、余韻にエレガントさを残す。おすすめ料理:帆立貝のバター焼きのような料理」

たまたまマリアージュしたメインは、帆立貝にベーコンやズッキーニ、丸ごとニンニク、それからチーズを具材にしたアヒージョ。田崎さんの言葉そのままに抜群の相性でした。ワイン漫画の傑作『神の雫』の続編、『マリアージュ神の雫最終章~』(2016年7月掲載)に取り上げられたそうですから、納得の最高峰のシャンパーニュと言って間違いありません。参考価格は750ml、3000円台後半です。