【2021|中山大障害】に初参戦~本命オジュウチョウサン(10歳馬)が復活V~

師走の風物詩といえば有馬記念。その陰に隠れて地上波の中継こそありませんが、有馬記念の前日に「中山大障害(なかやまだいしょうがい)」が開催されます。今年で144回目を数えるれっきとしたJ・G1レースです。一度も馬券を買ったことがないので今年初参戦することにしました。

レースが行われるのは中山競馬場。出走馬は、障害コース・大障害コースを周回し、最後の直線は芝コースを疾走します(障害コース=コース立体図のブルーの部分)。7つの障害を11回飛び越し、6回の坂路昇降があります。谷に向かって下り再び坂道を上ること6回、さらに大障害コースでは大竹柵や大生垣を飛越(ひえつ)しなければなりません。しかも距離は4100m。こんな過酷なレースを他に知りません。飛越テクニックのみならずスタミナや精神力が試される「中山大障害」がJRA障害の最高峰レースと言われる所以です。

過酷なレースだけに障害を飛越する度に観客から歓声が上がります。今年は落馬もなく出走した全14頭が完走し観客から惜しみない拍手が送られました。勝ったのは10歳馬にして障害レースのレジェンド、<オジュウチョウサン>(写真下:左がオジュウチョウサン)。2016年、2017年の連覇に続く3度目の制覇となります。引退さえ囁かれながら、蓋を開けてみれば2番人気(単勝3.3倍)。タイムは4:46.6、絶対王者として貫禄の復活Vでした。

馬券の方は、<オジュウチョウサン>に4番人気の<レオビヨンド>を組み合わせたワイドと複勝をとって+3300円。<オジュウチョウサン>を信じて単勝馬券を購入しなかったことが悔やまれます。明日の有馬記念に向けていい景気づけになりました。