ゆったりと寛げる椿屋珈琲店~ビーフカレーと珈琲は黄金の組み合わせ~

不摂生な生活が祟って睡眠不足が昂じ、このところ、ポカミスを連発しています。六月大歌舞伎(第三部)の予約日当日、チケットを持たずに自宅を出発し、四ツ谷駅で気づいて慌てて引き返すという痛恨のミスを犯してしまいました。妻が気づいて連絡をくれたのですが、スマホも忘れて出掛けたので後の祭り。結局、ひとつ目の演目『京人形』を諦め、軽食を挟んで、楽しみにしていた新作『日蓮』(主演:猿之助)になんとか滑り込みました。

自宅と最寄駅の間を往復したせいですっかり空腹になり、有楽町イトシア2階にある椿屋珈琲店(有楽町茶寮)に飛び込みました。ファストフードで腹拵えしても良かったのですが、無性に椿屋珈琲名物のビーフカレーが食べたくなったというわけです。気持ちが逸るときは、レトロな雰囲気の漂う椿屋珈琲店で寛ぐに限ります。コーヒーカップやお皿はロイヤルコペンハーゲン製です。大正時代の銀座の洋館(1号店は銀座花椿通り)をイメージしたという高級感あふれる店内で過ごす時間は、少し高めの価格設定と十分トレードオフすると思っています。コメダ珈琲店ドトール系列の星乃屋珈琲店より断然好みです。ちなみに、椿屋珈琲は東和フードサービスが展開するブランドです。

注文したのは椿屋特製ビーフカレーに椿屋スペシャルティブレンドビーフカレーは具沢山な上、美味しいサラダとピクルスがついてきます。もう少しサフランライスのボリュームがあれば申し分ありません。食後に供されるサイフォン1本立てのコーヒーは、スペシャルティコーヒー豆を使っているだけあって、コクと甘味のバランスが絶品でした。ビーフカレーに食後のコーヒーという組み合わせは、相性抜群で、黄金の取り合わせではないでしょうか。セット価格は税込1925円でした。