日本国道最高地点(R292)(標高2172m)は絶景ポイント!

芳ヶ平半日トレッキングを切り上げ、国道292号志賀草津高原ルートを走り国道最高地点(渋峠)を目指しました。進行方向に草津白根山の猛々しい山肌を見ながら、勾配を徐々に切り上げ標高を稼いでいきます。自転車、オートバイ、オープンカーの乗り入れ禁止という標識を頻繁に目にするようになると、殺生ゲート手前で係員に呼び止められました。現在、草津白根山の噴火警戒レベルは火口周辺規制のレベル2。火山活動が活発になっているせいで、周囲は火山性ガスが充満しているため、駐停車したり車外に出ないように係員がドライバーに注意を促しているというわけです。

群馬県側の殺生ゲートから万座三差路ゲート間は、午後5:00から翌日午前8:00まで夜間通行止めなので要注意です。ウインドウを閉め切っていても硫黄ガスが鼻孔を刺激します。チャツボミゴケ公園から40分ほど走ると、国道最高地点(2172m)に到達しました。駐車スペースが限られているので、ハイシーズンは渋滞必至でしょう。幸い、一台出たところへ滑り込ませることができました。写真のような立派な標識前は、記念撮影の行列ができています。ここからの眺望は素晴らしいのひと言です。

右手に裏白根、眼下に芳ヶ平湿地群の池塘まではっきり捉えることができます。条件が整えば右手に富士山が見えるそうです。真正面には榛名山系と赤城山系の峰々が連なり、左手へ皇海山男体山至仏山、燧ケ岳と大パノラマが拡がります。冬季は閉鎖されてしまうので、夏場だけの絶景ポイントということになります。2000m超の国道最高地点ですから、早朝、雲海を眺めることもできそうです。