村上RADIOステイホームスペシャル(第14回)の粋な選曲~radikoタイムフリー機能で救われました~

昨夜の村上RADIO(第14回)を寝落ちして聞き逃してしまいました・・・気がついたら午前3時、スケジューラーを夕方チェックしなかったのが運の尽きでした。

今週は18日から22日まで5日連続で日照時間 「0時間」! 東京では42年振りの椿事でした。自宅蟄居が続いているのでお日様がよけいに恋しくなります。今朝起きて、TOKYO FMのHPを確認するとスクリプト付きで春樹さんがこんなことを書いていました。昨夜、ワイングラス片手にリアルタイムで聴くつもりだっただけに余計に凹んでしまいました。やっぱり、村上RADIOは深夜がお似合いです。

いまお酒を飲んでるかた、いらっしゃいますか。きっといらっしゃるでしょうね、夜中ですから。 僕も今からワインを飲みますので、「明るいあした」のために乾杯しましょう。おやすみなさい。

モーニングコーヒーを少し多めにマイカップに注いだところで、全曲目をチェック。radikoのタイムフリー機能(過去1週間にかぎり)のお蔭で救われました。お気に入りの曲(曲名が素晴らしいものばかり)ばかりで幸せな気分に浸っています。それにしても、<明るいあしたを迎えるための音楽>というサブタイトルにドンピシャの選曲! 春樹さん、お見事です。今回の2時間特別版は、春樹さん自身がステイホームしながら書斎から配信したものです。スタジオからではないので、プレーヤーも春樹さんのものだそうです。

春樹さんは、Jazzアレンジの「雨に濡れても(Raindrops Keep Falling On My Head)」にこんなコメントを付け加えています。自分も、外出自粛要請を守らない人をことさら糾弾する風潮に違和感を覚えていただけに思わず膝を叩いてしまいました。「不要不急」と決めつけられて、<不急かも知れないが、○○は不要ではないんだ>と思っていることずいぶんありませんか?

“I'm never gonna stop the rain by complaining.” この歌詞が僕はけっこう好きなんです。「いくら苦情を並べたところで、それで雨がやむわけじゃないだろう」 ほんとにそうですね。しっかり上を向いて歩いていきましょう。

最近の世の中って、なんでもいいからすぐに白黒をつけちゃうという傾向が強いですよね。とくにインターネットの世界なんかでは、強い口調であっちかこっちかきっぱり言い切った方が勝ち、みたいなことがおこなわれています。 生意気なことを言うようですが、僕はそういうのはあまり好きじゃないんです。白か黒かよくわからないところで行き惑うのが人間だし、その姿を思いやりを込めて描いたり、あるいは癒したりするのが、音楽や小説の本来の役目ですよね。 こういう素敵な音楽を聴いていると、あらためてそれを実感します。

””Here Comes the Sun"、”Over the Rainbow”、”What a Wonderful World”などなど。極めつきは後半冒頭のエリック・クラプトンが歌う"Smile"でした。心が痛むときもスマイルを忘れないで♬ 新型コロナウイルスに対処する医療従事者を応援するためのテレワークによるコンサート"One World: Together at Home"(2020/4/19)の冒頭でレディー・ガガが歌ったのも"Smile"でした。困難な状況に直面したとき、"Smile"ほど人々を勇気づけてくれる曲はないのではないでしょうか。1936年に映画「モダン・タイムス」で使われたときはインストゥメンタルでしたが、歌詞がついてブレイクしました。有名なナット・キング・コール盤(1954年リリース)をまた聴きたくなりました。

Smile, though your heart is aching
Smile, even though it's breaking
When there are clouds in the sky
You'll get by