オービカ (OBICA) モッツァレラバーのホリデーランチスペシャル

久しぶりの三連休初日、森美術館で開催中の「未来と芸術展」を見た後、六本木ヒルズ内のハリウッドビューティプラザ1階のオービカを訪れました。オービカは日本初の水牛モッツァレラチーズ専門店。 店名は、イタリア語“Ecco Qua”(さあ、どうぞ)のナポリ地方の方言である“Obica”(オビカ)由来だそうです。

お目当ては「ブッラータ」と呼ばれる水牛ミルクで作られる希少なモッツァレラチーズ。「ブッラータ」とは、<バターの様な>という意味を持つ、南イタリア・プーリア州原産のフレッシュチーズの名前です。最近は伊勢丹地下でも見かけるようになりましたが、鮮度が命だけに、常時販売されているわけではありません。日本初の専門店オービカは週3日空輸される新鮮なモッツァレラチーズを使った様々な料理を提供してくれます。都内には六本木店を含め現在3店舗しかありません(2020/3に西新宿店がOPします)ので、利用時は予約しておいた方が賢明です。訪れた日は正午過ぎから来客はあとを絶たず、すぐに満席になりました。外国人の家族連れも目立ち、店内は華やいだ雰囲気に包まれました。

ホリデー・ランチ・スペシャルは、複数のメインメニューからひとつ好きなものを選び、side dishを1種類又は2種類選択するスタイルでした。メインはピザを選び、side dishにサラダとパンチェッタ(デザート)を注文しました。前菜のサラダは、各種サラダ菜とトマトにブッラータ(1/8カットくらいでしょうか)を添えたボリュームたっぷりの一皿。申し訳程度のランチサラダを供するレストランが多いなか、良心的だなと感じました。サラダ菜もレタスの類ではなく見慣れない食材を使っていて、オリーブオイルをかけて食べると絶品でした。メインの前の腹ごしらえには十二分でした。

メインのピザは形状がユニーク。楕円形(オーバル)で食べやすく切れ目が入れてありました。「厳選小麦粉」「低温48時間発酵」「2段階熟成」などのこだわりの製法で作られるオービカの看板料理のひとつです。連れが入れば、パスタと組み合わせてシェアするといいでしょう。

デザートのパンナコッタもサラダ同様ボリュームがあって、マグカップになみなみと注がれたコーヒーとの相性もばっちりでした。食事中、コップの水を何度も注ぎ足してくれて、サービスも抜かりがありませんでした。

席料にあたるコペルトチャージ350円(税別)が食事代に加算されますが、六本木という立地やサービスクオリティを考えれば、食事代の一部と思っていいでしょう。フレッシュチーズが好きな方には特にお勧めです。