サロインステーキより赤身のステーキが断然美味しい!

このところ、「いきなり!ステーキ」の客足が遠のき始めた一方、松屋が今年オープンしたばかりの新業態「ステーキ屋松」の評判は上々のようです。自宅から徒歩圏に「ステーキ屋松」の1号店があるので、数回訪れてみましたが、毎回行列が出来ていました。看板メニューの「松ステーキ」200gは、サラダバー・スープバー付きで税込1000円という低価格、肉厚なのに柔らかくて美味しいのですから、繁盛するのも当然です。「松ステーキ」は牛の肩甲骨付近の部位(ミスジ)を使っているのだそうです。メニューにはCABアンガス牛リブアイステーキを加えた少し高めのセットもあります。CABとはCertified Angus Beefのイニシャルです。

年齢のせいもありますが、最近は赤身のお肉の方が断然好みです。昨夜の食卓にはアメリカ産牛肉肩ロース(*アンガス牛使用)の厚切りステーキが上りました。家人曰く、100g当たり182円(@西友)、脂肪分は少なくて厚みは2センチ程度。冷蔵庫から取り出ししばらく室温に戻してから美味しく焼くコツ(余熱調理?)があるそうですが、詳しくは聞けておりません。とまれ、焼き加減レアで300gくらい食しても胃もたれしません。再び家人曰く、ソースはハインツ グリルソース ホースラディッシュ(270g)がベストだと。アメリカ牛にはやはりトマトケチャップ世界販売量第1位の米国老舗ハインツのソースが合うのでしょうか。普通のお皿にどかんと300g前後のステーキが上るとだんだん熱が冷めてきますので、ステーキ屋さんの熱した鉄板皿+ペレットでサーブされるのには及びませんが、自宅で気軽に赤身のステーキを楽しめるのですから許容範囲です。

自宅でステーキとなると、ボルドー赤ワイン(直近当たり年の2015年)に「たいめいけん」レシピのコールスローのペアリングがベストマッチです。

米国から輸入される牛肉への関税は現在の38.5%から段階的に引き下げられ、2033年度には9%になります。日米貿易交渉の成果のひとつですね。日本人の肉類年間消費量は2016年度で31.6kg、アメリカ人は100kgを超えているそうですから、関税引き下げを起爆剤に日本人の肉類年間消費量は増える可能性大でしょう。

アンガス牛スコットランド東部のアバディーンシャー地方とアンガス地方が原産の食肉用の牛で、別名ブラックビーフと呼ばれています。現在、世界中で飼育されています。米国産のアンガス牛穀物飼料で、オーストラリア産は主に牧草飼料で育てられます。赤身の肉は硬いという固定観念がありますが、アンガス牛は柔らかくジューシー、脂身が少ないのも特徴です。