昼下がりのモルソーランチ

週末、映画を観にちょくちょく東京ミッドタウン日比谷に通っています。20代から30代にかけて職場が有楽町だったので、日比谷界隈は旧知の街。今はなき三信ビルの地下でくるみ蕎麦を食べたり、フレンチの名店ラ・プロムナードで会食を重ねたりと、様変わりしたものの、日比谷が懐かしの地であることに変わりはありません。

8月上旬、初めて日比谷公園を会場にしたベルギービールウィークエンドに知人と出かける予定でした。ところが、台風の影響で初日の開場が夕方に変更されて。急遽、時間調整方々、ミッドタウン日比谷で話題の「モルソー」に前日予約することに。人気店だけあって14時までは満席、かろうじて4席を14:00スタートで確保できました。

写真で見るかぎり、内装やテーブルはいたってシンプル、気軽にカジュアルフレンチを楽しめそうです。当日、現地を訪れたところ、すでに予約で満席になっていました。畏るべしモルソー!女性占有率は90%以上、会食でなければ躊躇したところです。真向かいに日比谷公園を臨む絶好のロケーション、明るく開放的な室内空間も好感がもてました。カウンター席の前はオープンキッチンなので、秋元さくらシェフと会話も楽しめそうです。


肝心のお料理は男性には少しボリューム不足かなと思いましたが、シャンパーニュをゆっくり傾けながら、適度な間合いでサーヴされると丁度いい加減でした。感心したのはメインのハンバーグに振りかけるグラナ・パダーノ。専用のスライサーで雪片のようにふわふわとし形状(0.01mm)に変貌したハードチーズの食感がメインディシュにお似合いです。仏コンテに代表されるハードかセミハードタイプのチーズが好きな自分も大満足でした。15:30過ぎに店を後に、日比谷公園に移動して今度はベルギービールで乾杯!台風のお陰で話題のフレンチも楽しめて最高の一日でした。