猛暑日に達磨さんに眼を入れてもらう!

猛暑日の昨日、だるま市で有名な深大寺へ急遽足を運ぶことになりました。2泊3日で帰省していた次男が、突然<だるま>を買い求めたいと言い出したからです。前夜、家族水入らずで焼肉を食べていたときのことでした。

聞けば、調達した<だるま>を11日から山口県で開催される西医体(西日本医科学生総合体育大会の略称です)に持参したいというのです。次男は医大の硬式テニスに所属しています。昨年度、たまたま最上級学年の先輩が<だるま>を試合会場に持ち込んだところ、あれよあれよと勝ち進み、とうとう母校を優勝に導いてくれたというのです。部創設以来の快挙は部員の奮闘もさることながら、<だるま>さんのご利益のお蔭というわけです。普段は神仏に無関心な次男が験担ぎしたくなるのもむべなるかなです。今回、6回生になった次男が調達役を買って出たまではいいものの、<だるま>が見つからないというのです。

初詣に訪れる深大寺では、毎年3月3日・4日の両日、盛大にだるま市(日本三大だるま市のひとつで江戸時代から続いています)が開催されます。ただ、季節外れの真夏に<だるま>が参道に軒を連ねるお店にあるのかどうか・・・・行って確かめてみるしかありません。車を走らせること15分あまり、お目当ての<だるま>、大小取り混ぜ商店の棚に鎮座しておりました。


写真のように立派な<だるま>を買って、深大寺社務所に持ち込んで片眼を入れてもらいました。深大寺では、お願いすれば、僧侶の方が梵字で眼を入れて下さいます。万物(宇宙)の始まりを意味する「阿」を左眼に入れて貰い、心願が叶ったら右眼に終わりを意味する「吽」を入れてお寺に納めます。「阿吽」は仏教の真言のひとつですから、有り難い仏様のお言葉ということになります。卒塔婆でおなじみの梵字サンスクリット語の文字ですね)をしげしげ眺めていると、●の眼より魂が吹き込まれているように感じます。

果たして、母校硬式テニス部の二連覇は成就するのでしょうか。達磨さんには是非開眼して欲しいものです。