セスナ機で空路マサイマラ国立保護区へ


ナイロビに一泊し翌朝、ウィルソン空港でGOVERNORS AVIATIONのセスナ機(定員12名)に搭乗すると、45分あまりでマサイマラ国立保護区に到着します。ナイロビから保護区まで約260キロ、車で移動すると6間程度掛かるので、軽飛行機で移動するのが通常です。機内荷物は15キロまでという制限があるので、スーツケースはナイロビのホテル等に預けて、バックパックとカメラだけを機内に持ち込みました。ウィルソン空港はローカル空港にあたり、雑居ビルの受付で搭乗券を受け取ると三々五々機内に乗り込みます。自由席なので機長の隣に座ることもできます。

離陸するとまもなく機長のアナウンスが入り、右手にはケニア山、左手遥か彼方に冠雪したキリマンジャロ山が見えるというので、早速カメラに遠景を収めました。マサイマラでは目的地の飛行場以外にも複数離発着できるエアストリップと呼ばれる飛行場があり、途中で2度、着陸してお客さんを降ろしたり乗せたりとまるで空のタクシーのようでした。草原を整地した程度の滑走路にインパラの群れがたむろしてお出迎えということもあるようです。


近くの調布飛行場周辺でセスナ機をよく目にしますが、実際に軽飛行機に乗るのは初めてでおっかなびっくりの搭乗でしたが、思ったほどの揺れも感じることなく、あっという間のフライトでした。滑走路の先には何台ものジープやランクルが待機していて、飛行機を降りると早速ゲームドライブの始まりです。