サファリツアー直前にアフリカ野生動物図鑑をチェック

未踏の地アフリカ・ケニアを訪れる前に、携行可能な野生動物図鑑を探しにジュンク堂へ。アフリカと野生動物という2つのキーワードを頼りに、書店で検索してみると、引っ掛かったのは僅かに数冊。半ば諦め気分で該当書籍をあたってみると、ほどなく、恰好の一冊が見つかりました。

ブルーバックスシリーズの『フィールドガイド・アフリカ野生動物―サファリを楽しむために』がその一冊です。小倉寛太郎という著者名を見てピーンときました、山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』の主人公恩地元のモデルになったあの小倉さんではありませんか。日航労働組合委員長を務めていたときにストライキを主導したせいで10年もの間、中東・アフリカ駐在を命じられ過酷なサラリーマン人生を歩んだ方です。『沈まぬ太陽』ではハンティングシーンが度々映し出されましたが、駐在経験を活かしてこんな素敵な本を出版されていたのですね。巻末に和英の索引が付されているのもゲーム・ドライブに参加する際、重宝しそうです。

キリンひとつとっても、アフリカの大地には、アミメキリンウガンダキリン、マサイキリンと3種類も棲息しているのですね。本書を眺めているだけで生物多様性を実感できます。「アフリカの水を飲んだものは必ずアフリカに帰る」という言葉に偽りがないことを確かめに、週末、いよいよ出国です。

フィールドガイド・アフリカ野生動物―サファリを楽しむために (ブルーバックス)

フィールドガイド・アフリカ野生動物―サファリを楽しむために (ブルーバックス)