ちょっと気になるCM曲〜ゴルトベルク変奏曲〜

最近、GACKTが出演している「霜降りヒラタケ」のTVCMが流れると、思わず居住まいを正してしまいます。というのも、BGMが大好きな「ゴルトベルク変奏曲」(BVW988)だからです。こうして土曜日の朝、ブログを更新している間もJohn Lewis演奏のお気に入りCDを流しております。

「ゴルトベルク変奏曲」と云えば、グレン・グールドの55年盤(又は81年盤)が名盤とされているようですが、ジャズピアニストのキース・ジャレットやジョン・ルイスの演奏も独自のアレンジがあって楽しめます。

そもそも、この曲の背景にはクラヴィーア練習曲集として編まれ、不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のために書かれたという事情があります。その演奏は弟子のヨハン・テオフィルス・ゴルトベルクに委ねられ、不眠症に苦しむ伯爵のために幾度も演奏されたと云われます。演奏者の名前に因んで「ゴルトベルク変奏曲」というわけです。その逸話どおり、眠れない夜にこの曲を流すと安眠出来るから不思議です。

バッハの代表作「平均律クラヴィーア曲集」よりも「ゴルトベルク変奏曲」を、これからも愛聴することになるでしょう。