八島ヶ原湿原を歩く

先週、蓼科に一泊し翌朝八島ヶ原湿原を訪れました。移動日は車の温度計が40度を超える猛暑日、明野のひまわり園に立ち寄るべく途中下車した昼下がりが暑さの絶頂でした。

避暑地蓼科へ着くと、あたりはひんやりとした空気に包まれ別世界。翌朝、テラス席で心地よい風に吹かれながら摂る朝食は最高でした。お盆過ぎに軽井沢で短い夏休みを過ごす予定ですが、この日はしばらく遠ざかっていた蓼科の魅力を再発見した一日となりました。

八島ヶ原湿原を訪れるのはこれで3度目。前回は濃霧で景色を楽しむことが叶いませんでしたが、今回は絶好のウォーキング日和。駐車場からビーナスライン下のトンネルを抜けると出発地点、そこから眺める擂り鉢状の湿原全景は絶景です。上空から撮った写真を見るとハート型をしていることが分かります。


90分掛けて湿原をゆっくり一周したので、湿原の植物や生き物をじっくり観察することができました。ニッコウキスゲの開花時期(7月下旬)こそ外しましたが、ヤナギランが咲き誇り、シシウドの花にはたくさんの昆虫が集まっていました。オレンジ色のコオニユリノアザミが草原の緑に映えてひときわ目立ちます。8月上旬が1年のうちでもっとも花の多い時期だそうです。八島ヶ原湿原を初めて訪れるならこの時期がお薦めです(シュレーゲルアオガエルの大合唱を聞きたければ5月下旬)。

車山湿原、踊場湿原と共に天然記念物に指定されている八島ヶ原湿原、総称して霧ケ峯湿原植物群落と呼ばれます。八島ビジターセンターのホワイトボードにあった湿原情報を書き添えておきます。世界的にも稀少と評価される八島ヶ原湿原、四季折々異なった表情を見せる自然の魅力は尽きません。

標高:1630メートル
広さ:43.2ヘクタール
周囲:3.7キロ
泥炭層の厚さ:8.05メートル
経過年数:12000年
ミズゴケの種類:18種
湿原一周:1時間30分