行正り香さんのキッチンスタジオ

家内ご贔屓行正り香さんが昨夜ソロモン流に登場しました。我が家のアイランドキッチン内部の棚には彼女のレシピ本(左の本もお気に入りです)が何冊も収まっています。番組によれば、すでに30冊以上出版されているそうです。

賢人の優れたところは、高級食材店に出向かないと入手できないような材料ではなく、近所のスーパーでも手に入るようなありふれた食材を使って美味しい料理を拵える点です。しかも仕込み時間は1時間以内、多忙を極める主婦に好評なわけです。

番組で紹介された豊洲にある彼女のキッチンスタジオ、り香さんが100回以上観たという映画「恋愛適齢期」のキッチンを参考にされたのだとか。白を基調にしたアイランドキッチンは使い勝手が良さそうでした。映画に登場するキッチンに目配りされるとはさすが料理研究家ですね。

番組の最後になって、くだんのキッチンスタジオ玄関口に現れたのは番組ホストの船越英一郎さんでした。あらかじめ焚いてあったお香がお出迎えです。そして、赤ワインと共にり香さんが1時間かけて拵えたというローストビーフ・アスパラ添えを美味しそうに召し上がりました。行正流おもてなしはそれだけではありません。ゲストをイメージして選曲されたというBGM(キースジャレット)が抑制の利いた音量で室内を流れます。

美味しいワインにはシンプルな料理と語るり香さん。その通りだと思います。香り、お酒、料理、そして音楽とゲストへの心からのおもてなしの気持ちが伝わってきました。こんなホームパーティが理想ですね。