軽井沢の魅力

GWの翌週、久しぶりにゴルフ抜きで軽井沢を訪ねたときのことを書き留めておきます。ロングステイ可能な別荘族でないかぎり、ハイシーズンを避けること、これが軽井沢を愉しむための第一歩です。上信越自動車道を飛ばせば東京から僅か2時間弱で碓氷軽井沢ICに到着します。都会の喧噪を離れた避暑地軽井沢の魅力は、何と云っても豊かな自然のなかで都会の便利さを享受できる点にあります。

東京を離れ一呼吸おける絶妙な距離感、軽井沢のシンボル-今も頂きから噴煙をなびかせる浅間山-の堂々とした山容、老舗ホテルの存在、天皇陛下の<テニスコートのロマンス>の舞台となった軽井沢会テニスコート内村鑑三与謝野晶子ら文化人が愛した星野温泉、W・ヴォーリズ設計の教会や別荘(軽井沢タリアセン)、品揃え豊富なスーパーTSURUYAなど、軽井沢の魅力を支えるランドマークは数え切れません。

そして、何より嬉しいのが美味しいレストランが林立していること。本格的なフレンチから和食に至るまでバラエティに富んだ食事が楽しめます。ハイシーズンだと駐車も儘ならない軽井沢ですが、GWを外すと中軽井沢の人気スポット<ハルニレテラス>も楽々見て回れます。今回は<ハルニレテラス>の東側を流れるせせらぎの音を聞きながら、ご贔屓<希須林>のテラス席で麻婆豆腐を頂きました。普段は混雑する<トンボの湯>にも2時間余り浸かって、2泊3日の軽井沢を後にしました。

軽井沢移住には踏み切れないでいますが、軽井沢を訪れる度その魅力に惹かれます。東京の住まいで目指したアール・ド・ヴィーヴルの理想形が軽井沢には確かに存在します。軽井沢から学びたいことは山ほどあります。自分のライフスタイルに磨きをかける意味でも、オフシーズンには定期的に軽井沢を訪れたいものです。軽井沢freakには、2010年に講談社から出版されたムック・セオリーシリーズVol4をお薦めします。

あなたの知らない軽井沢 〔セオリー〕2010 vol.4 (セオリーMOOK)

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