田崎真也さんのワインセミナー

昨夜、京王プラザホテルで催されたワインセミナーに参加してテイスティングを愉しんできました。講師は昨年11月に国際ソムリエ協会の会長に就任したばかりの田崎真也さん、一流ソムリエならではの豊富な経験に基づくワイン講義はユーモアに溢れ実に楽しいものでした。最初のテイスティンググラスはAristonのシャルドネだけで作られるシャンパーニュ(Blanc de Blancs)だけにバランスのとれた繊細な味わいが印象的でした。流通するシャンパーニュの95%は黒ブドウと白ブドウを混ぜたものですから一杯目から田崎さんらしいセレクションではありませんか。二杯目はニュージーランドマールボロリースリング、三杯目は日本ワインの父川上善兵衛ゆかりの岩の原葡萄園のマスカットべりーAでした。訳あってしばらく断酒していたのでアルコールの廻りが頗る早く、四杯目あたりから酩酊してテイスティングどころでなくなったのは失態でした。ワインを巡る蘊蓄話の方はしっかり耳に届いたので結構勉強になりました。自分は赤も少し冷やした方が好みなのでかねてから邪道かなと思っていたのですが、シャンブレはフランス古城の室温18度前後を指すので赤も冷やして構わないことが分かりました。一方、白は一流レストランでも氷水で冷やしがちですが温度を下げすぎでNGだとか。温度や湿度管理の難しいヴィンテージワインを楽しむためにはこんな知恵も仕入れておくと便宜です。
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