BYO

昨夜は邦銀時代の後輩がメガバンク執行役員に昇任したのでお祝いをかねて神楽坂でワインパーティを開きました。執行役員の選に漏れた海外畑の同期が20年前にカリフォルニアで切った手形をやっと決済してくれました。彼の振り出した手形とはハレの日にふさわしいワインを持参すること。BYO("Bring Your Own"の略でワイン持ち込み可という意味です)OKの<ルバイヤート>を同期に薦めたところ、数日前にわざわざお店に持参したようでキチンと温度管理された1995年オーパスワンで乾杯と相成りました。20年越しの未履行債務の決済ですので此処はカルトワインも追加しておくべきだったと自らの寛容を呪いましたが、注文したメインの国産牛ほほ肉の赤ワイン煮とのマリアージュが素晴らしく祝宴は大いに盛り上がり溜飲を下げることが出来ました。店主のソムリエと奥様にも15年物のオーパスワンをお裾分けし記念写真に加わって頂きました。酒と美女を讃えたペルシアの4行詩に由来する<ルバイヤート>のオーナーご夫婦のおもてなしのお蔭で今宵も至福の時を愉しんだのでした。