舞台

スペクタキュラーな舞台「駄右衛門花御所異聞」〜海老蔵と觀玄くんの宙乗りは二幕目第三場〜

三連休最終日の夜は歌舞伎座へ。演目は成田屋としては170年ぶりの復活上演となる通し狂言「駄右衛門花御所異聞」、手元の新版歌舞伎大事典にも紹介されていない演目(原作は「秋葉権現廻船話」)だったので、受付で筋書を買って開演前にざっと目を通した次第…

追悼:小林麻央さん、そしてこれからの海老蔵さんと勸玄君

23日の朝、市川海老蔵さんがブログにつづった「人生で一番泣いた日です」というメッセージをネットで見つけて愕然となりました。麻央さんが自身の乳がん告知を公表したのは昨年6月9日、爾来、彼女のことは勿論、歌舞伎座で舞台を務める海老蔵さんの演技を虚…

4年ぶりとなる海老蔵の「助六」

歌舞伎座杮落し公演から4年(亡父団十郎の代役でした)、久しぶりに市川海老蔵の「助六」が歌舞伎座に戻ってきました。海老蔵の歌舞伎座登場も去年の7月以来となれば、足を運ばないわけにはいきません。「助六」は、歌舞伎十八番では「勧進帳」と並ぶ人気演…

「門出二人桃太郎」〜血脈を繋ぐ初舞台〜

昨日は、中村勘九郎さんの長男七緒八君(5歳)と次男哲之君(3歳)の初舞台「門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)」を観に歌舞伎座へ。一幕見にさえ長蛇の列、なんとか滑り込みましたがその直後、札止めになってしまいました。2月2日に初舞台を迎えた兄…

レオシュ・ヤナーチェクのオペラ「イェヌーファ」@新国立劇場

同級生のお誘いに甘えて、午後から日本で上映されることの珍しいヤナーチェクのオペラ(ゲネプロ)を観ることに。村上春樹の『1Q84』で一躍有名になった感のあるヤナーチェクはチェコ出身の作曲家。オペラ通の日本人でも「イェヌーファ」を舞台で観たことが…

真冬になぜ「東海道四谷怪談」か?

国立劇場で公演中(〜12月26日まで)の「東海道四谷怪談」が趣向を凝らした演出で楽しめました。真冬に季節外れの怪談話ってなぜと思われる方も多いかと思いますが、四世鶴屋南北の最高傑作「東海道四谷怪談」の初演は文政8(1825)年のこと、「仮名手本忠臣蔵…

2015年11月大歌舞伎《夜の部》〜『元禄忠臣蔵(仙石屋敷)』と『河内山』〜

11月《夜の部》の初お目見得についてはすでに触れましたので、『勧進帳』を除く2演目の見どころをご紹介したいと思います。忠臣蔵といえば、歌舞伎の三大名作のひとつ『仮名手本忠臣蔵』が有名ですが、今回の忠臣蔵は真山青果作『元禄忠臣蔵(仙石屋敷)』で…

2015年11月吉例顔見世大歌舞伎《夜の部》〜堀越勸玄(ほりこしかんげん)くん初お目見得〜

市川宗家の後継者、堀越勸玄くん(2歳7か月)が初お目見得ということで、数カ月ぶりに歌舞伎座に足を運びました。将来は14代目の團十郎ですから、歌舞伎界挙げての祝福というわけです。先月、チケットを手配したときには、花道周辺から後方席まで大方が満席…

スーパー歌舞伎II『ワンピース』を見逃すところだった!

尾田栄一郎の『ONE PIECE』は累計3億部を超え、今年6月には、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されました。若者に絶大な人気を誇るこの漫画、「こち亀」と並んで我が家の倅どもの愛読漫画だったわけですが、…

歌舞伎座3月公演「菅原伝授手習鑑」を観て

昨夜は去年の11月以来の観劇でした。「菅原伝授手習鑑」の通し上演はなんでも13年ぶりなのだそうです。昼の部では、菅丞相(菅原道真)が藤原時平(役名はしへい)の陰謀で大宰府に流罪となるまでの下りを、続いて、夜の部が古稀を迎える白太夫の三つ子を中…

最高峰のオペレッタ「こうもり」

29日は新国立劇場(以下、「新国」)へ出掛け、「こうもり」初日を観て参りました。オペラ通に言わせると東京文化会館がベストらしいのですが、自宅最寄駅から20分足らずで行ける新国は近くて有難い存在、ホールの音響も決して悪くありません。確かに海外名…

2014年11月吉例顔見世大歌舞伎〜染五郎の初弁慶役〜

今夜は数か月ぶりの歌舞伎座、演目は≪御存鈴ヶ森≫、≪勧進帳≫、≪義経千本桜(すし屋)≫の三幕、組み合わせが絶妙でした。チケット争奪戦に参戦し、花道右前列2番目の席を確保した甲斐があったというものです。一幕目は世話物で四世鶴屋南北作≪浮世柄比翼稲妻≫…

新作歌舞伎『陰陽師 滝夜叉姫』の未来

昨夜は9月花形歌舞伎夜の部へ。予約サイトへのアクセスに悪戦苦闘した3月の経験を踏まえて、今回は予約開始時刻数分前にはパソコン前で待機。結果、首尾よく花道に近い特等席を確保できたので、勇んで歌舞伎座に向かいました。開演まで少し時間があったので…

幕見席というシステム

柿葺落六月大歌舞伎の予約をさぼっていたらチケットは忽ち完売。歌舞伎ファンの熱狂ぶりは依然冷めやらぬようです。ミュージカルの本場NYであればダフィ・スクエア(タイムズスクエアの北側)のtktsへ行けば当日券を入手できる可能性がありますし、オペラの…

イヤホンガイドの功罪@歌舞伎座

昨夜は4/2に開場したばかりの歌舞伎座に出掛け柿葺落公演を堪能してきました。演目は佐々木盛綱・高綱兄弟が敵味方に分かれて争う戦さを題材にした「盛綱陣屋」と歌舞伎十八番の「勧進帳」、いずれも武士道と人情が交錯する柿葺落にふさわしい舞台でした。「…

五代目歌舞伎座はこう変わった

昨日、五代目歌舞伎座が開場しました。初日は生憎の雨でしたが、3年ぶりの歌舞伎座は開演を待ちわびた観客で満席だったそうです。筋書を手に入れようにも長蛇の列に並ばなくてはいけないようです。少し先になりますが、今月17日に歌舞伎座を訪れ第三部を観る…

新歌舞伎座で見たい演目

いよいよ4/2から新歌舞伎座(五代目)の柿葺落興行が始まります。昨日から松竹歌舞伎会の先行予約が始まったので、4月興行第三部のチケットを手配しました。1時間余り電話もネットも繋がらずヤキモキさせられましたが、何とかチケットを手に入れることができま…

Bunkamura『十二夜』の見所

ブロガーを松たか子ファンと知るOさんが現在渋谷シアターコクーンで上演中の『十二夜』のチケットを譲って下さったので15日のマチネを観てきました。シェークスピアのロマンティクコメディーとして知られる『十二夜(12th Night)』を串田和美さんが潤色・演…

英国ロイヤル・オペラ「椿姫」千秋楽公演

18年ぶりの英国ロイヤル・オペラの来日公演「椿姫」を観にNHKホールへ行ってきました。今回の来日公演はヴィオレッタ役のアンジェラ・ゲオルギューが来日前に降板するという波乱含みで始まり、公演初日に代役も降板するという稀に見る展開となりました。体調…