グルメ

生食パンブーム〜LA PANのクリーミー生食パン〜

最近、知人から「クリーミー生食パン」を頂戴しました。ピアノ鍵盤をあしらった紙袋がとてもチャーミングです。隣駅の武蔵境に今年1月にオープンしたばかりのLA PAN(ラ・パン)というパン屋さんの製品です。メディアで取り上げられることの多い「乃が美」(都…

銘酒「三諸杉」を鈴木都さんの瀬戸黒ぐい呑で頂く

高野山の宿坊で一泊した後、鳥羽に向かう途中、奈良県桜井市にある今西酒造を訪れました。WOWOWの銘酒誕生物語で知った今西酒造は、「三諸杉(みむろすぎ)」という銘酒を造っている350有余年続くこじんまりとした酒蔵です。14代当主の今西将之さんは、先代が…

ラ フランス VS ル レクチェ 食べ比べ

めったにお目にかからない幻の洋梨ル レクチェが近所のスーパーの店頭に並んだので、ラ フランスと食べ比べをしてみることに。「西洋梨の貴婦人」と称されるル レクチェは明治期にフランスから導入された西洋梨。栽培が難しいので今やフランスでは生産されて…

国立新美術館のアフターはラ オリーバで決まり

ときどき、ナイトミュージアムに出かけたくなります。黄昏どきに入場して閉館時刻までじっくりアートを鑑賞する時間は、何物にも代え難い贅沢なひとときだからです。退館して夜空を見上げれば、静寂のなか幻想的な月明かりに出会えることも。先月末の国立新…

新生「龍吟」で頂くディナーの味わい

今年8月、六本木から東京ミッドタウン日比谷に移転してきたばかりの「龍吟」を訪れました。弟弟子奥田透さんの「銀座小十」は名物大鰻食べたさに幾度か訪れていたのですが、特に外国人に人気が高いと噂の六本木「龍吟」はなんとなく敷居が高い感じもあって結…

素敵な贈り物「八街生姜ジンジャエール」

先月、知人の学芸員さんからお届け物がありました。高島屋の包装紙を開くと、小粋なボトルが10本(1本250ml)現れ、レトロな雰囲気のラベルには「八街生姜ジンジャエール」と書かれています。千葉県八街市といえば落花生、同封されていたパンフを読むと、生姜…

昼下がりのモルソーランチ

週末、映画を観にちょくちょく東京ミッドタウン日比谷に通っています。20代から30代にかけて職場が有楽町だったので、日比谷界隈は旧知の街。今はなき三信ビルの地下でくるみ蕎麦を食べたり、フレンチの名店ラ・プロムナードで会食を重ねたりと、様変わりし…

パスタ専門店「わざや」のミートソース&つな

灯台下暗しで、自分の住む街のグルメスポットをよく知りません。先日、懇意のカーディラーと会話を交わしたときに、三鷹駅から徒歩数分の場所にある「わざや」というパスタ屋を紹介されました。月に一度はその店の前を通るのですが、これまでその存在に気が…

アニヴァーサリー・ディナー@ガストロノミー ジョエル・ロブション

先週土曜日、妻の記念すべきバースデーをガストロノミージョエル・ロブションでお祝いしました。企画はもちろん夫である自分でしたが、ふたりの息子が都合をつけてくれるかどうかが心配でした。特に、4月に研修医になったばかりの次男は超多忙。ところが、定…

長瀞渓谷の散策(2)〜阿左美冷蔵の「天然氷」のかき氷〜

岩畳と並ぶ長瀞の観光名所は「天然氷」のかき氷で知られる阿左美冷蔵(1890年創業)さん。いつ訪れても長蛇の列が出来ていて、最低でも1時間は待たないと入店は叶いません。今回は、金崎本店ではなく寶登山神社参道の脇にある寶登山道店に向かいました。開店は…

歌舞伎座のあとは中村藤吉本店銀座店へ

昨年4月、『GINZA SIX』に初出店した中村藤吉本店(京都府宇治市)、開業当初は長蛇の列ができていましたが、飽きっぽい日本人の習性でしょうか、最近は混雑もずいぶん収束してきたように思います。最近は、歌舞伎座昼の部が跳ねた後、その足で中村藤吉本店(…

八代目儀兵衛のディナー

京都で訪ねる機会を窺って数年、八坂神社前祇園四条の八代目儀兵衛は2ヵ月くらい前から予約を入れないと入店は無理。リーズナブルなランチとなると、地元に住んでいないかぎり予約は不可能かも知れません。今夜は日本橋三越で吉田美統展を観た足で、友人と銀…

新そばの季節

先週は大学時代の同級生ふたりと旧交を温めるべく、神楽坂にあるお蕎麦の名店を訪れ、個室でコース料理を堪能してきたばかり。そのときは新そばには少しばかり早かったので、爾来、無性に新そばが食べたくなって、週末はとうとう行きつけの老舗蕎麦店に足を…

分とく山のカウンター席

気のおけない友人と食事する場合はカウンター席にかぎります。今回は友人がまだ訪れたことがないというので、南麻布の分とく山のカウンター席を予約しました。分とく山には1階と2階にそれぞれカウンター席が9席あります。厨房はカウンター席左手の奥にある…

日欧EPA大枠合意の恩恵や如何に?

難航して決裂するのではないかと懸念していた日欧EPAが大枠合意されたことで、フランスやイタリアから輸入されるワインやチーズの価格は今後どうなるのでしょうか。EPA(Economic Partnership Agreement)とは経済連携協定のこと、当然、日欧間で互恵的なも…

土用の丑の日がやってくる〜新仔うなぎとは何ぞや〜

今年の土用の丑の日は、一の丑7月25日(火)と二の丑8月6日(日)の2日です。土用とは立春・立夏・立秋・立冬直前の18日間を指しますから、厳密にいえばもっと日数があるわけですが、夏場の土用の丑の日(立秋の前18日間)だけが世間の耳目を集めるのは何故で…

Dans Dix ansのパンのある食卓

Dans Dix ans(ダンディゾン)のパンが無性に食べたくなることがあります。ダンディゾンは、吉祥寺にあるとってもオシャレなパン屋さんのことです。開店したのは2003年ですから、もう15年目を迎えたのですね。店名のように10年経っても愛されていて客足が途…

GALOPINの週末ランチ

春の陽気に誘われて、玉川上水の花筏を眺めながら吉祥寺GALOPINに週末ランチに向かいました。週末は必ず行列ができるフレンチレストラン(席数35)ですから予約は欠かせません。すでに数組が半地下の店舗に続く狭い通路で空席ができるのを待っていました。近…

いつから「恵方巻」が「巻き寿司」の代名詞になってしまったのか!?

節分といえば恵方巻、そこらじゅうのスーパーやコンビニで「恵方巻」の予約受付けをしているのを見ると、「恵方巻」のルーツをご存知かと思わず突っ込みを入れたくなります。「恵方巻」ブームの仕掛人はセブンイレブンということになっているようですが、も…

干し柿の王様「堂上蜂屋柿」を賞味する

年初に中学時代の恩師(岐阜市内在住)と久しぶりに歓談する機会がありました。別れ際に、恩師からお土産にと手渡されたのが自家製の干し柿でした。干し柿と聞いて、咄嗟に頭に浮かんだのは市田柿と蜂屋柿。いずれも代表的な渋柿の品種です。恩師曰く、そん…

新年の和菓子〜花びら餅〜

去年の晦日、花びら餅を買いに東急吉祥寺店へ行ったところ、早々に完売の札が掲げられているではありませんか。元日、初詣を終えて帰宅したところで花びら餅を頂くというのが我が家の習わしだけに、少々吃驚。大晦日に再入荷したので入手こそできましたが、…

ジビエを堪能したあと不覚にも・・・

今年の狩猟解禁日は11月15日、待ちに待ったジビエの季節の到来です。祝日の昨夜は、ジビエ専門店でコースディナーを頂いて参りました。最近は、猟友会の高齢化が進んで猟師は減り続け、里山に餌を求めて現れるツキノワグマやヒグマの駆除さえ儘ならないご時…

アマン東京のブラックアフタヌーンティー

2015年3月にグランドオープンして以来、一度は覗いてみようと思っていたアマン東京。開業直後から数ヶ月先まで予約で埋まっていたブラックアフタヌーンティーの人気も沈静化してきたようなので、偵察に行ってきました。アマンリゾーツは今やラグジュアリーホ…

駒形前川本店の鰻重を食す

20代の邦銀支店勤務時代、日本一の養殖うなぎ生産量を誇る一色町(愛知県)がテリトリーだったので、昼時にはよく鰻重を食べに出かけました。今や、鰻重は高級品ですが、当時はお財布のことを気にした覚えはありません。うなぎは煙と香りで食わせるという言…

ビアバルYONA YONAは雰囲気がいい

そろそろ梅雨明けでしょうか。久しぶりに晴れ間が見えた日曜日の昼下がり、近頃、吉祥寺に出店したYONA YONAでビールを飲んできました。最近は、ジムやウォーキングの後に無性にビールが飲みたくなって、ちょい飲みが習慣化しています。せっかくトレーニング…

銀座小十で初夏の特別ランチコースを愉しむ

2013年12月に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。こうして、海外から「和食」の評価が年々高まる一方で、日本の食卓では「和食」離れが急速に進んでいるように感じます。我が家の食生活を振り返っても、イタ飯を中心に西洋料理への傾斜が著し…

バースデーディナー@オテル・ドゥ・ミクニ

昨日は家内の誕生日ということでグラン・メゾン(正しくはグランドメゾン)の老舗、オテル・ドゥ・ミクニでディナーを頂きました。JR四ツ谷駅赤坂口から徒歩7〜8分、学習院初等科正門を右手に曲がり塀に沿って歩くと一軒家の瀟洒なレストランに到着です。迎…

BELGIAN BEER WEEKEND 2016@山下公園

新緑が目に眩しいこの時期が1年通して一番好きな季節かも。先週末、会期残り2日と迫った<100年目に出会う夏目漱石>展を見逃すまじと、みなとみらい線終着駅の元町・中華街へ。 神奈川近代文学館に向かう前に、反対方向の山下公園で開催中のベルギービールウ…

的矢かき

宅配便という実に便利な流通手段が確立したことで、今や、いとも容易く産地直送の味覚を楽しむことができるようになりました。数年前の年の瀬に、三重県鳥羽待市浦村町を訪ね、養殖場併設の牡蠣小屋で生ガキ・焼ガキを食べて以来、すっかり真がきの虜になっ…

ハモンーセラーノのお薦めサンドイッチ

生ハム原木買いをしたので、これから、いろいろな食べ方を試してみようと思っています。夏場であれば、シャンパーニュにイチジク(メロンより好きです)と生ハムの取り合わせが一番かも知れませんね。 この時期、手軽な休日ランチということで思いついたのが…