2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

危うい記憶の正体~脳はなぜ都合よく記憶するのか?~

孤高の画家として知られる熊谷守一さんは、我が出身高校の偉大なる先輩のひとりです。お父上は初代岐阜市長で衆議院議員も務めた熊谷孫六郎です。昭和天皇が「これはどこの子供の絵ですか?」とお尋ねになったことは今も語り草となっているエピソードです。…

2022年2月登り初めは周回登山|塔ノ岳~丹沢山~鍋割山

旗日の2月23日は、同級生とその連れひとりを伴って高尾山へ。この日が初登山のふたりからガイド役を仰せつかりました。景信山まで進んで往復するつもりでしたが、陽の当たらない登山道が随所でアイスバーンになっていて、ふたりだけでなく自分も何度か転倒し…

心に訴えるバラード『青い影』がロックバンドの代表曲だったとは!

昨日、全国紙の訃報欄で『青い影』の共同作曲者ゲイリー・ブルッカー氏が亡くなったことを知りました(享年76)。記事を読んで少し狼狽えてしまいました。というのも、『青い影』(1967年)の作曲者ブルッカー氏がイングランド出身のロックバンド、プロコル…

常呂町に根づいたカーリング~祝・カーリング女子日本代表銀メダル~

4年前、平昌オリンピックが閉幕してまもない時期に道東を訪れたことがあります。オホーツク海に浮かぶ流氷と汽水湖群を見るのが目的の旅でした。オホーツクの玄関口は女満別空港になります。日本最大の汽水湖はサロマ湖。厳冬期だったので湖面は一面氷雪で覆…

2022年2月22日英語イディオム篇:Catch-22

数字を使ったイディオムは数えきれません。ジャズの好きな人なら、"Take Five”を思い浮かべるのではないでしょうか。少し休憩するという意味になりますが、デイブ・ブルーベック・カルテットのアルバム「タイムアウト」に収録された独特のリズムを刻む”Take …

2022年2月22日〜二番手の逆襲〜

今日は2022年2月22日。今世紀で最も2が揃う日になります。たまたま自宅の現住所に2が5つ使われていることもあって、2という数字にはご縁を感じます。そして、2月22日はニャンニャンニャンで「猫の日」でもあります。そんなわけで、今日はナンバー2につい考え…

2022年二月大歌舞伎第二部|十五代目片岡仁左衛門演じる一世一代の碇知盛

2022年二月大歌舞伎第二部の演目は『義経千本桜』二段目でした。「渡海屋(とかいや)・大物浦(だいもつうら)」に続けてチラシにはこう銘打たれています。<片岡仁左衛門 一世一代にて相務め申し候>十五代目片岡仁左衛門さんはこの3月に78歳を迎えます。2…

早咲きの桜<啓翁桜>を活ける

今年は蝋梅や梅の開花が例年より遅いようです。長瀞町観光協会のウェブサイトにアップされた写真(下)を見ると、宝登山の蠟梅園が雪化粧しています。昨年より10日前後、開花が遅かったそうです。2年ぶりに再開した河津桜まつり(静岡県賀茂郡河津町)の開催期…

中古レコード・CD専門店「パレード」の魅力再発見

以前住んでいた賃貸マンションの近くに、中古レコード専門店「パレード」(所在地:三鷹市下連雀3-33-17)がありました。三連休の中日、ワンタン麺が評判の路面店で軽い夕食を済ませ、その足で「パレード」に向かいました。転居してから20年余り経つので、記…

51歳羽生永世七冠のA級陥落と脳の働き

将棋界のレジェンド羽生善治永世七冠(51)が連続29期守ってきたA級の座から陥落することになりました。将棋界の階級ピラミッド最上位A級に属する棋士はわずか10人。毎年、総当たりでリーグ戦が行われ、下位2名はB級1組へ降級します。破竹の勢いで昇級を重ねて…

夥しい熱量に圧倒されたコクーン歌舞伎『天日坊』(2022年公演)

2月4日夜、渋谷・シアターコクーン歌舞伎第十八弾『天日坊』(2022年2月1日〜26日)を観劇。昨年の『夏祭浪花鑑』はチケット手配済みだったにもかかわらず、政府緊急事態宣言発出にが災いしまさかの休演。今年も1月21日にまん延防止等重点措置が適用され(〜2月…

余韻嫋嫋の秀作映画『ドライブ・マイ・カー』

一昨日夜、日比谷シャンテシネマで『ドライブ・マイ・カー』を鑑賞。ネット予約したときは空席だらけでしたが、たまたまアカデミー賞作品賞(+3部門)に邦画として初めてノミネートされたことが伝わった日と重なり、蓋を開ければ満席に近い入りでした。カンヌ…