2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
年が改まっても、コロナ禍は収まらないどころか猛威を増すばかり。1/7の緊急事態宣言再発出でヒヤリとさせられましたが、第三部は急遽25分繰り上げて18:20に開演、胸をなで下ろしました。第三部の演目は次のとおりです。●菅原伝授手習鑑『車引』●眠駱駝物語…
2021年は、向田邦子さんが旅行先台湾で航空機事故に遭い急逝されてから40年目にあたります。たまたま、武蔵野プレイスから借りてきた『名文探偵、向田邦子の謎を解く』(2011年・いそっぷ社刊)を読んでいる最中にそのことに気がつきました。ちなみに、著者…
先日、NHK<あさイチ>に俳優の吉田鋼太郎さんが登場し、上智大学在学中にめり込んだ演劇サークルの話をなさっていました。吉田鋼太郎さんといえば、最近でこそテレビドラマの俳優さんというイメージが強いのかも知れませんが、故蜷川幸雄監督に才能を見いだ…
昨日夕刻、予約しておいた「空也餅」を引き取りに並木通りにある店舗を訪れました。「空也もなか」と違って、「空也餅」は通年販売されているわけではありません。例年、11月と1月中旬(2021年は13日から)から2月中旬の2ヵ月間しか販売されないので、「空也…
バイデン氏が20日に第46代合衆国大統領に就任しました。翌朝朝日新聞に掲載された就任演説全文を読んで、ひとつ驚いたことがありました。気になった箇所は次のとおりです。“A once-in-a-century virus silently stalks the country. it’s taken as many live…
1月12日に作家の半藤一利さん(享年90歳)が他界されました。朝日新聞社会面は、「半藤一利さん死去」に続けて「90歳作家 昭和史に光」と小見出しを打って大きく取り上げました。15日には、共著の多数ある盟友のノンフィクション作家保坂正康氏が「半藤一利…
<空也もなか>とは、銀座並木通り(銀座6-7-19)にある和菓子屋さん「空也(くうや)」で販売されている瓢箪型をした最中(写真下)のことです。屋号は初代が関東空也衆のひとりだったことに由来します。京都・六波羅蜜寺の有名な空也上人立像(重文)が胸…
毎年1月、しぶや黒田陶苑で開催される<大酒器展>に足を運ぶことにしています。人気現代作家の趣向を凝らした新作酒器が一堂に会する得難い機会ですから、特に初日は、熱心なファンが詰めかけて行列ができます。HPにはこうあります。唐津・志野・織部・備前…
「人々つなぐ1本のロウバイ」と題した新聞記事(2021/1/13付け朝日新聞朝刊)を読んで、思わずほっこり!先週、緊急事態宣言が再発出され、紙面はますますコロナ関連の暗いニュースばかり。対照的に心温まるとてもいい話だったので、ご紹介しておきたいと思い…
あまりにも切なく物哀しい物語だったので、頁をめくる手が止まり、なかなか前へ進むことができませんでした。増刷されたばかりの文庫本の帯にはこう書かれています。<全米図書賞受賞!全世界が感動した「一人の男」の物語>これほど本書に似つかわしくない…
2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が終盤を迎えています。茶釜「平蜘蛛(ひらぐも)」を所望する信長に差し出しさえすれば命乞いが叶ったかも知れないのに、吉田鋼太郎演じる松永久秀は信貴山城で自刃を選びました。大河ドラマで異彩を放った戦国大名松永久…
三連休の最終日、日テレが毎年1月に放映する『市川海老蔵に、ござりまする2021』をタイムシフト視聴。長引くコロナ禍で「歌舞伎役者を辞めよう」と思うことさえあったと海老蔵さんは呟きます。そして、自らの十三代目市川團十郎白猿襲名の延期よりも、「勸玄…
新橋演舞場前で不意に「歌舞伎座かわら版」が配られ、2020年の海老蔵丈と勸玄君の襲名披露を知ったのは一昨年の1月14日のことでした。コロナ禍さえなければ、去年の5月から3ヶ月にわたって十三代目市川團十郎白猿襲名公演並びに八代目市川新之助初舞台が披露…
コロナに振り回された2020年は、コンサートをはじめとする舞台芸術の休演が相次ぎました。ベートーヴェン生誕250周年を記念する一連のコンサートを楽しみにしていた多くのクラシックファンが落胆したに違いありません。年の締めくくりくらいはサントリーホー…
元日の初詣は、混雑する時間帯を避けて深大寺の参拝にとどめました。駐車場は信じられないくらい空いていて、いつもなら長蛇の列ができる山門を待ち時間なしで通り抜けることができました。例年ならばお参りする地元の八幡様を2日に訪れたものの、狭い境内は…
今年はコロナ禍のお蔭で穏やかな新年を迎えるはずでした・・・・ところが、必ずしも、そうはなりませんでした。例年だと、私を除く家族は1/2早朝より自宅から姿を消し、デパートの初売りに出掛けてしまうからです。初売りは行列ができて三密の極み!デパート…
<黄金のホール>こと楽友協会大ホールが無観客なことに気づいてはっと我に返りました。依然、コロナ禍が世界で猛威を振るっていることをすっかり忘れ、満席の大ホールに巨匠ムーティが登壇すると思っていたからです。毎年、日本時間の元日の夜、ウィーンか…
昨年暮れ、銀座にある石川県のアンテナショップ「いしかわ百万石物語江戸本店」に立ち寄り、農口尚彦研究所(のぐちなおひこ)の定番「本醸造無濾過生原酒」を買い求めました。 石川県の銘酒といえば、「菊姫」や「天狗舞」、以前当ブログで取り上げた「手取川…